キングセイコー SDKS005
1961年に誕生した初代「キングセイコー」は高級腕時計としての性能と先進的なデザイン、適正な価格の共存を実現し、高級腕時計としての新たな在り方を提示し、国産機械式腕時計の進化を牽引しました。
60年余の時を経て行われたブランド復活にあたり、開発の土台として採用した“KSK”と呼ばれる2代目キングセイコーは、初代モデルには無かった防水性能や、秒針を止めて時刻合わせができる秒針規制装置を備え、実用的な進化が高く評価されました。
“KSK”から着想を得た本作は、オリジナルの“KSK”に近いコンパクトなサイズはそのままに、太くしっかりとしたかん足の特徴を更に際立たせた現代的なスタイリングを実現しています。大胆な多面カットが施されたケースは鏡面仕上げとヘアライン仕上げを組み合わせることで、シャープな質感を表現しました。
内面無反射コーティングを施したクラシックなボックス型形状のサファイアガラスにより、当時から受け継がれた格調高くも柔らかな雰囲気を再現すると共に、低重心化が図られ、心地良い装着性を実現しています。
鋭い輝きを放つ多面カットを施した立体的なインデックスと、堂々とした太く長い針も健在で、優れた視認性を確保しています。12時位置に植えられたインデックスは、”KSK”から受け継いだユニークな形状で、天面に施されたライターカットのきらめきが “KSK”特有の個性を際立たせています。
チャコールグレーのダイヤルは美しい放射仕上げが施され、腕元に温かみを演出します。
りゅうずと裏ぶたには、時計と共に復活を果たしたキングセイコーの「盾」をモチーフとしたブランドマークが刻まれています。